この度……。
私、井川知海は
誕生日を迎えました。
18歳と96か月になりました。
うん。何時までも若々しくいる事は良いことです。
本日もどうぞ、ゆるりとお付き合いくださいませ。
今日は地元のフランス料理店でディナーを洒落込んできました。生憎の雷雨でしたが……。
ホタテの何とか仕立て
何とかハムの盛り合わせ
何とか鯛と竹炭の何か
牛と軍鶏と猪肉を使った何か
でした。(笑)
フランスの名前で説明されると、もう本当に覚えられません。
さて、皆さんは私が「何か」を何回使ったか覚えていますか?
つまり、そういう事なのですよ。(笑)
ところで、ヨーロッパの料理というのは、色合いも美しくて、見立てもまるで生きているようだと思いませんか?
綺麗な顔してるだろう。死んでるんだぜ。それ。
僕達は、日々命を頂く事で、命を繋いで生きています。
言い方は変になってしますけど、料理っていうのは、
一度、死んでしまった命を、再び生きている様に飾り魅せる芸術、だと思うんです。
凄く音楽と似ているなあ、と私は思います。
一つ一つの音は、ただの音、つまり、死んでいる音です。でもそれらが、奇跡的に集まると、それは生きている音楽になります。
その音楽を生かすも、殺すも、音楽家、作曲家次第。
そして、音楽を聴いてくださる皆様次第でもあります。
とはいえ、生きるの死ぬのなんて、考え続けて生きるなんて、無理です無理!
それをやるのは芸術のプロのお仕事。
皆様には、時々思い出していただいて、敬意をもって、ゆっくり味わってもらうのが一番です。
それがプロとしての「生きる」喜びに繋がるのですから。
メロンと杏仁豆腐のデザート。
何故か、デザートは、はっきりと覚えている。
ごちそうさまでした。
本日はここまで。最後までお読み頂きありがとうございました。
井川知海