「食っていける」オーケストラを目指すにあたって何が必要なのか、何を大切にすべきか、メンバーともよく話します。その内容をさらっとご共有。
◆自分達「ならでは」のコンテンツを作っていく◆
代わりがきくものに対して、人は高いお金を払いません。
コンテンツが飽和している現状況下において「なぜ自分達のコンテンツを選んでもらえるか」という動機付けをしなければ、、、
最終的には自分達にしかできないことを追求、「21世紀オーケストラだから聴きたい!」と求めてもらえるように価値をつけて行きたいところですが、、、
音楽において人に価値を感じさせるポイントは大きく分けて3つあると思います。
①アーティスト自体の集客力・能力
②曲の魅力
③企画の魅力
このどれか一つでも充分に得ることができれば、ほぼ全てのプロジェクトにおいて成功確実と言っても過言ではないと思っています。
例えば、名指揮者であるダニエル・バレンボイム氏(①のポイント - 有)が、無名作家の新曲(②のポイント - 無)を、何も言わずに普通に演奏する公演(③のポイント - 無)を行いその公演は満席でした。
これは「①アーティスト自体の集客力・能力」が成功の要因となっています。お客さん達は「ダニエル・バレンボイム氏の演奏だから」聴きに来たのです。
次に、無名の学生オケ(①のポイント - 無)が、有名なゲームの楽曲(②のポイント - 有)を、何も言わずに普通に演奏する公演(③のポイント - 無)を行いその公演は満席でした。
これは「②曲の魅力」が成功の要因となっています。お客さん達は「誰の演奏だから」ではなく「その曲を聴きに」来たと言えます。
さて、
この3つのポイントをどう高めていくかが非常に重要。
一番威力があるのはやはり「①アーティスト自体の集客力・能力」です。
上にもある通り、最終的には自分達にしかできないことを追求、「21世紀オーケストラだから聴きたい!」と求めてもらえるように価値をつけて行きたいところです。(切実)
ですが若手の自分たちにネームバリューなど当然あるわけがありませんし、個人ならともかく団体でずば抜けた技術を受取手に示すということはとても難しいと思います。
ではどうするか。
②曲の魅力
③企画の魅力
を考えまくります。
そして暫定で出した自分達の答えがこちらの企画↓
《吹奏楽×オーケストラ!? 新進気鋭のプレイヤー達が仕掛ける壮大なパフォーマンス「吹オケ!project」》
さらに広報、提供の選択肢を増やすべくクラウドファンディングを実施!↓
他にもゲームの曲はやはりテンションが上がるのではないか、アニメは、、企画としてミュージカル仕立てにしてみるのはどうか、、、などなど色々考えまくりまずたどり着くのが、
「普通に考え付くことはほとんどやり尽くされてる。」
という当たり前。笑
二番煎じだからと言ってやらない理由にはならないのですが、
「なぜ自分達のコンテンツを選んでもらえるか」という「動機付け」において「新しい」ということはとても大事なことだと思います。
「新しい」ということはそれだけで少なくともその瞬間では「自分達しかやっていないこと」すなわち「ならではのコンテンツ」にすでになっているからです。
さてここから話は
◆新しいことに挑戦し続ける◆
というテーマに移って行くのですが、それはまたの機会に!