目指せ!「食っていける」オーケストラ!③

記事一覧 > 目指せ!「食っていける」オーケストラ!③



「食っていける」オーケストラを目指すにあたって何が必要なのか、何を大切にすべきか、メンバーともよく話します。その内容をさらっとご共有。



◆クラシックというジャンルとは◆



日本で「クラシック」と呼ばれている音楽ジャンルはワールドワイドで「Classical/クラシカル」と呼ばれています。

オーケストラが主に取り扱うその「Classical/クラシカル」というジャンルに置ける一般的な定義(そもそもいろんな考えの人がいたり定義なんて無いような気もするんですが無理やり)を考えると、


「18世紀~20世紀初頭あたりに作られた西洋音楽」


になるんでしょうか。


昔、音楽は使い捨てるもので、演奏されるのは新作のみ(公演が終わればもうその音楽の役割は終わり)だったそうです。

それがロマン派時代(約1800年〜、シューベルト達が主な作曲家としていた時代です。)に、過去の作品も演奏する価値あるのでは、、、という考えが起こり、使い終わった楽譜の掘り起こしが始まりました。

その時、新作と区別するために誕生したのが「クラシカル」という言葉だそうです。


ちなみに言葉本来が持つ意味やニュアンスとしては


「Classical/クラシカル」:古典、100年単位での過去の作品を指す

「Classic/クラシック」:名作・素晴らしい作品、10年・20年単位での過去の良い作品を指す


日本ではこの両方が混ざって「クラシック」という言葉に落ち着いている印象があります。



それらを踏まえて考えて


「一定以上過去に作られた作品」


というニュアンスは間違いなく大きな要素として提示できそうです。



さて、これを考えてどうするのか、

「一定以上過去に作られた作品」を演奏する「Classical/クラシカル」というジャンルの良し悪しや、

それがオーケストラをコンテンツとして売っていく自分達の都合にどう関わってくるのか、

次の機会にお話しさせていただければと思います。

現在の記事
目指せ!「食っていける」オーケストラ!③

池之上覚皇 on 9月 08, 2018


著者の最新記事

21世紀オーケストラニュース


募金
クラウドファンディングの目的

チャリティコンサートの開催、そして義援金をお届けするためにメンバー(オーケストラの中から代表2名と株式会社究音代表の計3名)が現地に出向くための一部経費「10万円」を目標といたします。


以降余剰分をすべて義援金として寄付します。集まったすべてのお気持ちを倉敷市の復興のために使わせていただきます。


倉敷市募金活動実績と今後の予定

2018年9月28日

・21st Century Orchestra Tokyo 特別公演「吹奏楽曲をオーケストラで!」ロビーコンサートにてチャリティー演奏と義援金呼びかけの実施

※37,980円の義援金を集めることができました。ご協力誠にありがとうございました。


2018年11月9日

・21st Century Orchestra Tokyo 特別記念定期演奏会「ベートーヴェンの幻影の果てに」

ロビーコンサートにてチャリティー演奏と義援金呼びかけの実施


2018年12月

・岡山県備中高梁市内ショッピングモールでのチャリティー演奏と義援金呼びかけの実施

・倉敷市に21st Century Orchestra Tokyoメンバー、株式会社究音代表池之上が直接出向き倉敷市内の音楽家と共催で真備町の復興を祈るチャリティーコンサートを実施

・すべての活動を通して集まった義援金を倉敷市に直接お届けします。

- of 0

コメント

コメントするにはログインしてください。